歯科医師国家試験

109回歯科医師国家試験 <A-1>

(問題)

A porcelain veneer is bonded to the (  ) surface of an anterior tooth to solve esthetic problems.
(  )に入るのはどれ?

選択肢
a:distal b:labial c:lingual d:mesial e:occlusal

 

(構造分解)

A porcelain veneer(S) is(V) bonded(C) to the (  ) surface of an anterior tooth (to solve esthetic problems).

(S)は主語、(V)は動詞、(C)は補語を表します。
※ 「to solve(to+動詞)」は(〜するために)で副詞句

 

(解説)

述語動詞が「be動詞+動詞の過去分詞」なので受動態(受け身)の英文です。元の文は「~bonds a porcelain veneer」であり、元の文の主語にあたる部分が省略されています(受動態の文で言うと、A porcelain veneer is bonded t ….by~.の「by~」が省略)。元の文は、「~」が主語、「bonds」が述語動詞(他動詞)、「veneer」は名詞なので目的語、S+V+Oの第3文型です。
問題文は、本来目的語だった「veneer」を主語に持っていった結果できた文です。「O+be動詞+述語動詞の過去分詞(by~)」であり、過去分詞は「~された状態」というように形容詞化されるので、受動態の文はS+V+Cの第2文型になります。
また、かっこのほうを見ていくと、「to the (  )surface of an anterior tooth」の部分は「bonds」を修飾する副詞句です。「bond A to B」という熟語として処理をしてもよいです。Bに相当するのが「to the (  )surface of an anterior tooth」の部分、Aは先に解説したように、主語に移動しているので「a porcelain veneer」になります。あとは、ベニアをどこにはるかを知っていれば選択肢は選べますね(保存修復学)。
ちなみに「to solve esthetic problems」は「to 動詞」なので不定詞であり、ここでは「bonds」を修飾する副詞的用法で使われています。

(訳例)

「審美性の諸問題の解決のため、ポーセレンベニアを前歯部の唇側面に張り付ける。」

 

(解答)

選択肢(解答:b)
a:distal(遠心の) b:labial(唇側の) c:lingual(舌側の) d:mesial(近心の) e:occlusal(咬合面の)

※選択肢の単語は歯科大生なら知っていて当然のものです。

110回歯科医師国家試験 <A-10>

(問題)

Avoiding the frequent intake of fermentable carbohydrates,especially sucrose, in diets is important for the (  )of early chidhood caries.
(  )に入るのはどれ?

選択肢
a:treatment b:prevention c:restoration d:development e:decalcification

 

(構造分解)

Avoiding(S) [the frequent intake(O) of fermentable carbohydrates(,especially sucrose)(, in diets)] is(V) important(C) for the (  )of early chidhood caries.

(S)は主語、(V)は動詞、(C)は補語,(O)は補語を表します。
※Avoidingのように動詞+ing(〜すること) の形は名詞句
※intakeはAvoidの目的語

 

(解説)

最初は動名詞句です。動名詞句は名詞なので主語になることができます。これで「avoiding」が主語であるとわかります。次に述語動詞を探すと「is」というbe動詞が見つかります。その後ろに「important」という形容詞がきているので英文の大まかな骨格は「Avoiding is important」というS+V+Cの第2文型であることがわかります。この文型ではS=Cが成り立つので、Avoiding=importantとなります。つまり「避けること=重要なこと」ということです。「避けること」は、プラスなことを言っているので、「=(is)」で結ばれた側もプラスの意味になるはずです。そこで、選択肢を見てみると、良い意味がもたらされるのは「prevent(予防)」しかありません。
また、「avoid(避ける)」を「前もって対処すること」と考えると、自信を持って、接頭語「pre-(前もって)」のついている「prevent」を選ぶことができるでしょう。

 

(訳例)

「食事では、特にショ糖(スクロース)といった発酵性の炭水化物を頻回に摂取することを避けることは、幼児期のう蝕予防には重要である。」

 

(解答)

選択肢(解答:b)
a:treatment(治療) b:prevention(予防) c:restoration(修復) d:development(進展・進行) e:decalcification(脱灰)

 

111回歯科医師国家試験 <A-17>

(問題)

Tooth erosion is defined as the irreversible loss of tooth structure due to exposure to (  ).
(  )に入るのはどれ?

選択肢
a:acids b:bacteria c:carbohydrates d:fluoride e:saliva

 

(構造分解)

Tooth erosion(S) is(V) defined(C) (as the irreversible loss of tooth structure due to exposure to (  )).

(S)は主語、(V)は動詞、(C)は補語を表します。

 

(解説)

述語動詞が「be動詞+動詞の過去分詞」なので受動態(受け身)の英文です。元の文は「~define tooth erosion」であり、元の文の主語にあたる部分が省略されています(受動態の文で言うと、「Tooth erosion is defined…by~.」の「by~」の部分が省略)。元の文は、「~」が主語、「define」が述語動詞(他動詞)、「tooth」は名詞なので目的語、S+V+Oの第3文型です。
問題文は、本来目的語だった「tooth」を主語に持っていった結果できた文です。「O+be動詞+述語動詞の過去分詞(by~)」であり、過去分詞は「~された状態」というように形容詞化されるので、受動態の文はS+V+Cの第2文型になります。今年も過去の問題同様、第2文型の英文の出題でした。
「as 名詞」は「~として」という副詞句です。また、「due to~」は「~が原因による、~のせいの」といった熟語です。かっこに入る選択肢は全て名詞なので、「to (  )」の部分は不定詞ではありません。「to+名詞」の「to」は「~に対して」という前置詞の働きをします。酸食症の原因がわかれば(歯科大生なら常識レベル)、ここは「酸に対して」というのがしっくりくることがわかります。

 

(訳例)

「酸食症は酸にさらされていることが原因による不可逆的な歯の構造の欠損として定義される。」

 

(解答)

選択肢(解答:a)
a:acids(酸) b:bacteria(細菌) c:carbohydrates(炭水化物) d:fluoride(フッ化物) e:saliva(唾液)